頚椎症には大きく分けて2つの意味があります。広義の頚椎症と狭義の頚椎症です。広義の頚椎症とは、頚全般の痛みやしびれ等を伴う疾患です。狭義の頚椎症には2つあり、頚椎症性神経根症と頚椎症性脊髄症があります。
簡単に箇条書きにしてみます。

1.頚椎症性神経根症

加齢変性(椎間板の水分は20代後半から減少をしていくといわれています)が原因で、頚椎の重なった神経孔が狭くなり、また和骨棘が形成され神経に接触して症状が出るもの。

2.頚椎症性脊髄症

頚部脊柱管が狭くなり、脊髄神経を圧迫して脊髄症状を呈するもの。

3.頚椎ヘルニア

骨と骨のクッションとなっている椎間板の中にあります髄核が外に飛び出すか、線維輪全体が膨らんだ状態のものを言います。ヘルニアとは、その組織が本来あるべきところから飛び出すという語源なのです。このヘルニアにも、神経根を刺激するものと脊髄症状を呈するものがあります。