高齢者の方にとって骨折は致命傷です。
それは、骨折自体が治りにくいということではなく、骨折により長時間動かないようになることで筋力が低下し、寝たきりになってしまう可能性が高くなるためです。

骨折をしないように気をつければいいのですが、それを考えていく上で、骨折を引き起こしやすくなる骨粗鬆症について今回はご説明していきます。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨の形成に関係する栄養素であるカルシウム、ビタミンD、たんぱく質の摂取不足や、運動不足、飲酒喫煙、日光浴不足などが原因で起こる病気で、体質的な遺伝もあるのでご家族に骨粗鬆症の方がいる場合は要注意です。

骨粗鬆症で骨折しやすい部位

骨折しやすい部位として、足の付け根にある大腿骨近位部、背骨にある脊椎椎体、腕の付け根にある上腕骨、手首の橈骨(とうこつ)などがあります。
大腿骨近位部を骨折すると歩行が困難になる後遺症が残ってしまう場合が多くあり、要介護状態の原因になるリスクが高くなります。
大腿骨近位部骨折の9割以上が転倒により発生しているので、骨粗鬆症予防と共に転倒を防ぐことも重要です。

また、体の重みにより背骨が押しつぶされる圧迫骨折は、実際には痛みがなかったり、ただの腰痛かなと見過ごすことも少なくありません。
気づいた時には圧迫骨折により腰や背中が曲がってしまうということになってしまいます。
一か所の骨を折ってしまうと、周辺の骨にも大きな負担をかけて連鎖的な骨折が起こる可能性があるので、早期発見、早期治療する事が大切になります。

骨粗鬆症の原因

病気や服用している薬が原因

骨粗鬆症は、特定の疾病や服用中の薬が原因で発症する場合があり、原因となりやすい病気は、関節リマウチや副甲状腺機能亢進症、糖尿病や慢性腎臓病、さらに動脈硬化や慢性閉塞性肺疾患などがあります。
このような病気を発症してしまうと骨吸収と骨形成のバランスが崩れてしまうことにより骨量の現象や酸化ストレスの蓄積などによる骨質の劣化などが引き起こされて骨粗鬆症になるリスクが高いです。

無理なダイエットや慢性的な運動不足

無理なダイエットで栄養不足に陥ることで骨粗鬆症のリスクが高くなり、成長期の頃などは骨にカルシウムを蓄積して丈夫にする大事な時期なので、骨密度に悪影響を与えるような無理なダイエットは控えるようにしましょう。
普段から運動不足の方は、骨がもろくなりやすく、骨粗鬆症の可能性が高いです。
また、過度な飲酒、喫煙なども骨粗鬆症を引き起こしやすいです。

日頃の生活週間をしっかり見直し、骨粗鬆症の可能性をできるだけ避け、規則正しい生活週間を意識していきましょう。