体にある関節のうちで唯一骨がぶら下がる構造をしている肩関節は、構造の特徴から懸垂関節と言われています。人間の腕は、僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋、三角筋など、肩関節の周りの筋肉によって吊り下げられていて、これらの筋肉は腕の重みで常に大きな負荷がかかっているので肩こりが起きやすいです。

例えば、筋肉自身が疲労しやすい状態であり、疲労回復が遅れてしまい肩こりを起こすことがある一方で、筋肉が引っ張られることにより、その間に挟まれた神経や血管が圧迫されることから起こる肩こりがあります。また、一般的に女性は男性に比べて筋肉が小さいこともあり肩には大きな負担になってしまい、筋肉疲労の回復時間がかかるので肩こりが起きやすいと言われています。

肩こりが辛い時は、温める?冷やす?

一般的に慢性的な肩こりの解消法として患部を温める方法が効果的といわれています。これは、肩がこっている部分を温めることにより血管が広くなり、血流がよくなります。特に寒い時期やエアコンのクーラーが効きすぎたりする季節には身体が冷えることにより筋肉が硬直してしまい血流が悪くなるので、温めるということは慢性的な肩こりの解消になります。
しかし、急な痛みや激痛の場合は、温めずに冷やした方がよいといわれています。

日常から肩こりに悩まされている方で整骨院に通われている方も多くいます。これらの療法により症状が改善されるという場合が多いですが、肩こりの原因が病気によるものの場合がありますので肩こりの症状の程度によらず整形外科も受診して原因を特定して正しい治療を行うことも大事です。

整骨院での治療

ツボや鍼で筋肉をほぐしていく

硬直して血行不良を起こしている筋肉を、温熱療法や低周波治療器・マッサージ・ツボ押しでほぐしていきます。筋肉の硬直や血行不良が改善されていくと肩こりの症状は一時的に和らぎます。しかしほぐすだけでは、筋肉が再び硬くなり痛みを生じるリスクが高いといわれます。

歪んだ骨格を整える

骨格の歪みは筋肉に痛みを発症させる原因になります。つまり、いくら筋肉をほぐしても骨が歪んでいる状態ではまた肩こりが再発してしまいます。骨格矯正を行うことで骨を正しい位置に戻し、肩こりが再発しないように整えていきます。

インナーマッスルを鍛える

骨格矯正を何回か繰り返した後に骨を支えているインナーマッスルを鍛えます。インナーマッスルで骨をしっかり支えられるようになると身体表面の筋肉に負荷がかかりにくくなるので習慣づけて行うとよいでしょう。